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国際教養大学卒業生が語る、ビジネス英語、英語表現、学生生活について紹介するブログ!

英語で学ぶ?国際教養大学のデメリット3選

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皆さん、国際教養大学ってご存知でしょうか?

 

英語が好きで大学では英語で勉強したい!

大学進学したら海外留学してみたい!

 

といった学生の方なら一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。

というのも、国際教養大学は、外国語大学の英文科などのように

英語「を」学ぶではなく

英語「で」学ぶ大学なのです!!

 

今回はそんな国際教養大学のデメリットについて、

同大学を卒業して社会人となった今、改めて振り返ってみたいと思います。

 

メリットについては

英語で学ぶ!?国際教養大学のメリットとデメリット!~今回はメリットについて~ - しょ~みんぐりっしゅ!

で紹介しておりますので、興味がある方は是非ご覧ください。

 

――――目次――――

国際教養大学のデメリットって何?】

1.陸の孤島~周りに山しかねぇ!

2.悪い意味でも思考が「尖って」くる

3.深い専門性は自分次第になってくる

4.まとめ

―――――――――――

国際教養大学のデメリットって何?】

 

1.陸の孤島~周りに山しかねぇ!

 

ほんとです。周りはほとんど山しかありません笑  一番近くのコンビニは車で10分弱、最寄り駅にはバスで15分ほどかかります。立地は最悪ですwww

 

それだけ隔離されれば、勉強もはかどるね!!

      

確かにそういう面もあるかもしれませんが、実際、立地の及ぼす影響は大きいです。

 

例えば、就職活動なんかは主に2つの方法を使い分けねばなりません。

      

「秋田でやる」か「どこかでやる」か

    

「秋田でやる」場合は学内推薦を受けることが多いので、秋田にいなければならないことが多いです。

 

ただ、これが「どこかでやる」になると、近くて仙台、遠くて東京・中部・関西あたりまで移動しなければならず、交通費、宿泊費、体力がどんどん削られていきます。

 

うまいことすぐ第一志望の企業に決まればいいですが、そうでない場合はどんどんお金も体力も削られていきます。うまいことスケジュールできれば良いですが、そうもいかない場合は、

 

「今日は秋田、明日は東京、明後日大阪で、3日後は秋田に戻らねば・・・」という超ハードスケジュールを組まざるを得ないことも…。

 

このほかにも色々あると思いますが、都心へのアクセスの悪さというのは、場合によっては大きなデメリットになってくることもあります。

  

2.悪い意味でも思考が尖ってくる!

 

国際教養大学の授業は基本的にディスカッション形式です。

 

ディスカッション形式というのは、先生がずっと喋っているのではなく学生同士で授業のテーマについて話し合う学習法です。 

 

それも、議題について自分がどういう立場なのか :賛成?反対?

をはっきりさせたうえで、自ら手を挙げて主張していかなければ、

教員からの評価を得ることができません。

 

黙っていてもそこそこの評価をもらうことができますが、国際教養大学では「喋れる奴が正義」のような印象を得ることが多分にあります。

 

これは社会に出てからも同じですが、ディスカッション形式って「議論に参加しない人は非協力的だ」と思われるからですね。

 

議題についてわからない状態でも、質問をしなければ、「なぜ分かっていないのに質問しないんだ?」とはわざわざ言われませんが、勝手に置いて行かれます。

 

そうして、国際教養大学の授業に慣れていくと、段々と「尖って」いくんですね。「でしゃばる」こと国際教養大学ではいいことです。教員が喋っている途中でも、学生がプレゼンしている途中でも、何の気なしに余裕で割り込みますww

 

「教えてもらうこと」ではなく「自ら学ぶこと」を重要視しているんですね。

 

その文化に合わせて、適応した人たちが、今の日本社会に出てから、大学時代と同じように主張と「でしゃばり」を続けていたら、周りの人に与える印象はどうでしょう。

 

国際教養大学生は使いづらい」

「知識もないのにいちいち口を挟む」

「会議の途中でいきなり割って入る」

      

などと、デメリットといえるかは個々人によって多少差が出てくるところではありますが、学生生活と社会人としての生活で大きなギャップを感じることもあるかもしれませんね。

 

3.深い専門性は自分次第になってくる

 

最後に勉学のことについて話そうと思います。

       

深い専門性を身に着けたいと思っている方には、国際教養大学に進学することはあまりお勧めしません。

 

なぜなら、リベラルアーツと一口に言っても基本方針は「広く、浅く!」な気がするからです。

    

国際教養大学のカリキュラムは大まかに、導入→基礎→専門といった内容で分けられています。

 

例えば、「基礎」の部分で言語学に関心を抱いた人がいたとします。その人がもし、言語学から派生した、心理言語学認知言語学、社会言語学などひいては音声学といった理論言語学まで学びたいと思ったときに、専門的なフィールドが用意されてないのです。

 

もちろん、政治学や経済学関連の授業はそこそこ専門的なものまで用意されていますが、それも十分かといわれると、即答はできません。

 

もし、大学進学で他の人に負けない専門性を身に着けたいなら、国際教養大学のフィールドはデメリットになるかと思います。

 

かえって、幅広く学問を英語で身に着けたい方にこの環境はもってこいなので、かえってメリットになるかもしれませんね。

 

      

 

4.まとめ

 

いかがだったでしょうか。

 

上記のようにまとめて書いてみましたが、まだまだ伝えられてないこともたくさんあると思います。

 

もし進学を悩んでいる方がいれば、大学の特徴は人によってメリットにもデメリットにもなるということはしっかりと頭に入れておくのをお勧めします。

 この記事が皆さんの参考になれば幸いです。